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薬の臨床
hMG-hCG療法におけるhCG注射日のHi-ESTROTECによる早朝尿中総エストロゲン値ならびに最大卵胞径について
著者: 及川衛1 田中俊誠1 桜木範明1 佐藤博1 菅原卓1 藤本征一郎1 一戸喜兵衛1
所属機関: 1北海道大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.939 - P.942
文献購入ページに移動1)本研究で使用した早朝尿の平均尿比重は1.023±0.007(n=37)であった。
2)尿中総エストロゲン値はhCG注射5日前(Day−5)より漸増し,hCG注射日(Day 0)で最高値143.1±15.5ng/ml (Mean±S.E., n=29)に達した。卵胞径も尿中総エストロゲンと同様に推移し、Day 0で20.5±0.8mm (n=29)となった。
3)卵胞数が左右合わせて3個以内の場合は最大卵胞径とHi-ESTROTECによる総エストロゲン値との間に有意(P<0.01)の相関が認められた。
4)最大卵胞径が20mm以上の29周期中26周期(89.7%)において尿中総エストロゲン値は80ng/mlであった。
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