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薬の臨床
文献概要
近年,radioimmunoassayの確立により,各種の微量のホルモンが血中レベルでも測定が可能となり、今日では産婦人科の日常診療上、ホルモンの測定は不可欠のものとなって来ている。
中でも,古くより胎児胎盤機能の測定が注目されて来た血中hCG, hPL,尿中estriol, pre—gnanediolは, ME器機の応用によりその重要性にやや後退したむきもあるが,その大きな理由に測定法が繁雑であるという点があった。
今回,免疫化学的に充分定量可能なLA−1000 システム(栄研)を用いて,妊娠6〜40週の妊婦139例にて血中,hCG, hPL,尿中estriol, pregnanediolを測定し,従来化学的または免疫学的に測定されていた成績とほぼ同様の結果をえた。この測定法は簡便で測定時間も短く,胎児の状況を把握するME機器と同様に,臨床上有用と思われる。
中でも,古くより胎児胎盤機能の測定が注目されて来た血中hCG, hPL,尿中estriol, pre—gnanediolは, ME器機の応用によりその重要性にやや後退したむきもあるが,その大きな理由に測定法が繁雑であるという点があった。
今回,免疫化学的に充分定量可能なLA−1000 システム(栄研)を用いて,妊娠6〜40週の妊婦139例にて血中,hCG, hPL,尿中estriol, pregnanediolを測定し,従来化学的または免疫学的に測定されていた成績とほぼ同様の結果をえた。この測定法は簡便で測定時間も短く,胎児の状況を把握するME機器と同様に,臨床上有用と思われる。
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