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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科40巻2号

1986年02月発行

文献概要

先進医療—日常診療へのアドバイス 特集 未熟児管理の進歩

過粘度症候群

著者: 久保隆彦1

所属機関: 1高知医科大学産科婦人科教室

ページ範囲:P.133 - P.137

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 出生直後の新生児は,子宮内における特異な酸素運搬能を反映し,生理的に多血症になり易い。このように多血症を呈する児のうらで特に血液粘度の高い児には,心・肺・血管系,中枢神経系などに種々の異常症状を頻発することが知られている。このような病態を新生児過粘度症候群と称している。その長期予後には中枢神経系などの異常が報告されており1),iatact survivalを目指す周産期医は本疾患を熟知し,早期治療に心掛けねばならない。
 本稿では,血液粘度の測定法.並びに過粘度症候群の病因,病態生埋,治療について概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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