文献詳細
文献概要
思い出の写真
フィレンツェで子宮頸癌の手術を供覧
著者: 真柄正直1
所属機関: 1日本医科大学
ページ範囲:P.160 - P.161
文献購入ページに移動 1961年にウイーンにおいて国際婦人科産科連合(FI—GO)の総会が開かれ,その際筆者は子宮頸癌手術における基靱帯の処理に関する筆者の手技について演題を出し,同時に筆者の子宮頸癌手術の映画の供覧を行った。ところがこれが思わぬ反響を呼んで,オーストリアのグラツ大学のNavratil教授,チューリッヒ大学のHeld教授,ベルリン自由大学のMiclitz-Radezki教授,イタリーのフィレンツェ大学のIngiulla教授らが筆者のもとに集まり頸癌手術の手技について長い間討論した。なおIngiulla教授はその夜筆者のホテルにまで足を運び同問題について討論を行うほどの熱心さであった。
1965年になってIngiulla教授から「翌年自分の大学で国際的の子宮頸癌手術の供覧とこれの手技および成績などに関するシンポジウムを企画したから,手術供覧者およびシンポジストとして出席するように」との招待状を送ってきたので一度は辞退したが,その後再三の要請により遂に出席することにした。そこで,あららの人を助手にして手術をするには言葉や手術手技の関係から少なからぬ無理があると考えたので,岩谷,千田の両君に同行して貰うことにした。
1965年になってIngiulla教授から「翌年自分の大学で国際的の子宮頸癌手術の供覧とこれの手技および成績などに関するシンポジウムを企画したから,手術供覧者およびシンポジストとして出席するように」との招待状を送ってきたので一度は辞退したが,その後再三の要請により遂に出席することにした。そこで,あららの人を助手にして手術をするには言葉や手術手技の関係から少なからぬ無理があると考えたので,岩谷,千田の両君に同行して貰うことにした。
掲載誌情報