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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科40巻3号

1986年03月発行

トピックス

腟あるいは子宮頸部の扁平コンジロームに対するインターフェロンの治療効果

著者: 田部井徹1

所属機関: 1赤心堂病院

ページ範囲:P.180 - P.180

文献概要

 腟あるいは子宮頸部に発生した扁平コンジロームは,疣贅(いぼ)ウイルスにより起こるといわれ,外見上カリフラワー様凸状を示す乳頭コンジロームと異なり,扁平状に広範囲に亘り多発する傾向があるが,両者の組織像は比較的類似している1)。扁平コンジロームの発生頻度は,乳頭コンジロームに比べて高く,表皮の異形成を合併しやすい2)
 一般に,外性器に発生したコンジロームなどの疣贅に対早する治療は,冷凍凝固,レーザー照射を行うか,外科的に切除することが多く,ときにブレオマイシンなどの抗癌剤投与が試みられているが,パピロマウイルス感染による扁平コンジロームに対しては難治性で無効のことが多い。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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