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文献概要
先進医療—日常診療へのアドバイス 特集 重症合併症妊娠
腎移植後の抗免疫療法下における妊娠・出産の問題点
著者: 岡隆宏1 相川一郎1
所属機関: 1京都府立医科大学第2外科教室
ページ範囲:P.303 - P.305
文献購入ページに移動腎移植後の最初の出産を報告したのは,1963年Murrayら1)である。この時は免疫抑制剤が投与されていない一卵性双生児間の移植であった。それ以後,血縁苦をドナーとした免疫抑制剤が投与されている腎移植者の出産例2),死体をドナーとした腎移植者の出産例3)など数多くの報告がなされてきた。現在,腎移植後の妊娠例は全世界ですでに1,000例を超すとされており4),今後もその数はますます増加していくであろう。
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