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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科40巻4号

1986年04月発行

文献概要

講座 実地医家のためのホルモン講座 ホルモン療法の実際・4

経口避妊と月経周期の移動

著者: 川越慎之助1

所属機関: 1山形大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.318 - P.321

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 経口避妊薬(ビル)は避妊効果に優れており,世界中で広く利用されている。我が国でも数十万人の服用者があると推定されているが,欧米諸国に比較するとその利用率は極めて低い。これは我が国においては避妊の目的に使用できるエストロゲン,ゲスタゲンの混合剤を未だにピルとして用いることが正式に認可されていないために,一般の人が必要以上に副作用に対する不安感を持っているのが一因と考えられる。ここではこのエストロゲンーゲスタゲン混合剤のヒルとしての使用上の注意点,副作用,あるいは月経周期移動への応用などについて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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