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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科40巻5号

1986年05月発行

先進医療—日常診療へのアドバイス 特集

免疫療法の評価

原因不明習慣流産—とくに免疫療法後の出生児のfollow up

著者: 牧野恒久1 小林淳一1 福岡一樹1 原利夫1 元山鎮雄1 飯塚理八1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.353 - P.355

文献概要

 種属の保存には生殖の過程に,いわゆるselectivemechanismが働いて,真に良質の種のみが継代していく自然の摂理が存在することは古くから知られて来た。このselective mechanismはreproductive wastageの全てに関与するのではなく,逆に免疫学的治療手段によって健康な生児が得られしることも判明してきた。
 私共は永年の不妊症学研究を基礎として,不妊症候群の一部を占める習慣流産の体系的検索法と治療法の成果をいくつか報告してきた1〜4)。本稿では私共の習慣流産の免疫療法の概要と分娩・出生児のfollow upの結果に焦点をあててまとめてみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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