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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科40巻6号

1986年06月発行

文献概要

グラフ 目でみる胎盤の診断学・6

妊娠合併症と胎盤

著者: 岡知子1 荻田幸雄1

所属機関: 1大阪市立母子センター

ページ範囲:P.410 - P.411

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 妊娠合併症として比較的多い糖尿病は,しばしば巨大児,RDS,あるいは胎盤機能不全などをきたす点で重要で,これらは母体の罹病期間,あるいは重症度によって異なってくる。したがって,胎盤の形態もその程度により様々で,組織学的に絨毛間質にHoffauer細胞,collagen fiberが多く認められることがある。これらの組織学的所見は密接に胎盤機能と関連すると考えられ,梗塞・石灰化は正常胎盤のそれと大差はない。肉眼的な糖尿病胎盤の特徴としては重量が大きいこと,しかも浮腫状を呈することにある。
 以下,呈示した写真の症例の病歴を記す。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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