icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科40巻6号

1986年06月発行

先進医療—日常診療へのアドバイス 特集

感染症とその化学療法

B型肝炎の母子垂直感染とその予防

著者: 吉沢浩志1 吉谷徳夫1 大桃幸夫1 安達茂実1 竹内正七1

所属機関: 1新潟大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.447 - P.449

文献概要

 B型肝炎の研究の進展により慢性肝炎,肝硬変,肝細胞癌など各種肝疾患とB型肝炎ウイルス(以下HBVと略す)キャリアとに密接な関連があり,またHBVキャリアの発生に母子間の垂直感染が最も重要な原因となっていることが明らかになった。
 さらに高力価HBs抗体含有免疫グロブリン(HBIG),HBワクチンの開発が進み,HBIG単独投与,HBIGとHBワクチン併用投与による母子垂直感染防止の臨床試験が行われ,HBIGとHBワクチン併用投与によってそれが十分に可能であることが実証されるに至った。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら