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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科40巻7号

1986年07月発行

先進医療—日常診療へのアドバイス 特集

腫瘍マーカー

TA−4(SCC抗原)

著者: 加藤紘1 橋本恭治1 末広泰子1 森岡均1 林公一1 成松昭夫1 富松健1 鳥越正1

所属機関: 1山口大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.508 - P.509

文献概要

 TA−4は扁平上皮癌の腫瘍マーカーとして開発されたもので1),子宮頸癌を初めとして外陰癌,腟癌,肺癌,食道癌など各部位の扁平上皮癌に利用できる。TA−4には次に述べるごとく共通の抗原決定基を有する幾つかの亜分画が存在しており2),「TA−4」とはこれら亜分画群の総称といえるが,最近その亜分画のひとつ(SCC抗原)が精製され,更にその測定用キット(SCC抗原RIAキット,ダイナボット社)が発売された。本稿では,このキットの臨床的意義を中心に幾つかの注意点につき述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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