文献詳細
文献概要
先進医療—日常診療へのアドバイス 特集 腫瘍マーカー
OFA-I (immunogenic oncofetal antigen)
著者: 樋口正臣1
所属機関: 1香川医科大学母子科学講座
ページ範囲:P.520 - P.523
文献購入ページに移動 1975年,入江ら1,2)はMelanomaの抗原分析中に免疫粘着法(Immune Adherence Method, 以下IA法)により発見した新しい膜抗原物質を,胎児脳と共通抗原を有することから,Oncofetal Antigen-I (以下OFA−1)と命名した。このOFA-Iは.従来から知られているα—Fetoprotein (以下AFP), Carcinoembryonic Antigen(以下CEA)などとは異なり.生体に高い抗原性を有することから,注目されている。そこで本稿ではOFA-Iの概説と産婦人科領域でのOFA-Iの臨床的意義について述べることにする3,4)。
掲載誌情報