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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科40巻8号

1986年08月発行

文献概要

先進医療—日常診療へのアドバイス 特集 胎児心拍数曲線の考え方—発現機構とその調節

心拍数の中枢制御

著者: 寺尾俊彦1

所属機関: 1浜松医科大学産科婦人科教室

ページ範囲:P.585 - P.588

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 心拍数変動が上位中枢に制御されていることは,感情によって胸がときめいたり高鳴ったりすることからも明らかである。
 心拍数は主として自律神経系の制御を受けて変動するので,この制御機構の破綻の程度を知ることにより胎児のwell-beingを知ることが出来る。胎児心拍数モニタリングは心拍数制御がうまくなされているかどうかを診ているといっても過言ではない。以下,心拍数変動の制御機構,殊に上位中枢の制御機構について述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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