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講座 実地医家のためのホルモン構座 ホルモン療法の実際・8
子宮内膜症のホルモン療法
著者: 永田行博1
所属機関: 1鹿児島大学医学部産婦人科教室
ページ範囲:P.622 - P.625
文献購入ページに移動 子宮内膜症は現代病の一つであるという。その発生機序に関しては種々の説があるが,女性が社会に進出し,活躍することが子宮内膜症の発生や増加と関連があるともいわれている。そうすると,わが国ではますます女性の社会的な進出が盛んになることが予想されるから,子宮内膜症は今後も増えつづけることになる。
われわれの施設では子宮内膜症は1965年にはわずかに開腹症例の2.2%にしか発見されなかったが,最近では20.9%も発見されており,Adenomyosisまで加えると30%近くになる(表1)。これは一つの婦人科疾患としては非常に高い発生率であるといえる。すなわち,子宮内膜症はごくありふれた疾患であり,しかもchildbearingageに発生するから,その治療法に精通しておくことは重要である。
われわれの施設では子宮内膜症は1965年にはわずかに開腹症例の2.2%にしか発見されなかったが,最近では20.9%も発見されており,Adenomyosisまで加えると30%近くになる(表1)。これは一つの婦人科疾患としては非常に高い発生率であるといえる。すなわち,子宮内膜症はごくありふれた疾患であり,しかもchildbearingageに発生するから,その治療法に精通しておくことは重要である。
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