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原著
子宮頸部混成癌—臨床病理学的および細胞学的検討
著者: 櫻木範明1 佐藤博1 新開奈保子1 大久保仁1 山口辰美1 田畑雅章1 守谷修而2 沓沢武3 藤本征一郎1 一戸喜兵衛1
所属機関: 1北海道大学医学部産婦人科学教室 2北海道社会保険中央病院産婦人科 3北海道対がん協会細胞診センター
ページ範囲:P.635 - P.640
文献購入ページに移動22例中20例について,術前の細胞診標本の判定およびその再鏡検所見から混成癌の細胞学的診断上の問題点を検討した。術前1年以内の細胞診では16例がclassIV以上と判定されていた。しかし推定組織診断で混成癌を疑われたものはわずかに2例にすぎなかった。再鏡検の結果,腺癌および扁平上皮癌細胞の両者の出現を認めたものは14例あり,またglassy—cell typeの細胞を2例に認めた。
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