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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科40巻9号

1986年09月発行

文献概要

講座 実地医家のためのホルモン講座 ホルモン療法の実際・9

多毛,男性化の治療

著者: 青野敏博1

所属機関: 1大阪大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.702 - P.705

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 女性において副腎皮質や卵巣からの内因性男性ホルモン(アンドロゲン)の分泌が亢進するか,諸種の疾患に対して外来性にアンドロゲン製剤を投与すると多毛をはじめとする男性化症が起こる。
 男性化症状は血中アンドロゲンの濃度に比例してほぼ以下の順序で現われてくる。すなわち1)体毛の増加,2)顔面の発毛増加,3)月経異常,4)陰核肥大,5)筋肉発達,6)側頭部禿髪,7)低声,と順番の遅いものほど,高度の男性化といえる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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