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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科41巻1号

1987年01月発行

境界領域の再評価とその展開 特集

Gynecologic Functioning Tumorとその外科的対応 Overview

Gynecologic Functioning Tumor

著者: 竹内正七1 後藤明1

所属機関: 1新潟大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.7 - P.10

文献概要

 ホルモン産生卵巣腫瘍とは,卵巣腫瘍の中でその腫瘍細胞が性ステロイド等のホルモンを自ら産生することにより,独特の臨床症状を呈する一群のものをさす。その頻度は報告者によって異なるが,全卵巣腫瘍の中の0.8%1),1.27%2)とされている。
 その中で過エストロゲン症状をきたす顆粒膜細胞腫(granulosa cell tumor)や,莢膜細胞腫(theca cell tu—mor),それに数は極端に少ないものの主にアンドロゲンを産生するといわれる男化腫瘍(Androblastoma)などはあまりに有名である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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