文献詳細
図解 初心者のための手術理論 機能温存手術
文献概要
1.手術法の理論的背景
子宮外妊娠(外妊)は卵管妊娠にしろ頸管妊娠にしろ母体救命のためには将来の妊孕性を犠性にしても患部を切除せざるをえないことがある。しかし診断技術の進歩により早期発見が可能となれば"細胞手術"ともいうべき抗癌剤によって非観血的に罹患部を温存治療することも可能となってきた。またマイクロ手術の進歩が卵管妊娠に対しても応用され,卵管温存による将来の妊娠の機会が期待できるようになってきた。
それにしてももっとも重要なことは外妊患者の一般状態が時間のかかる保存的手術に耐えうるかどうかということである。一般状態が悪いときは保存手術に固執することなく臨機応変の手術がなされるべきである。
子宮外妊娠(外妊)は卵管妊娠にしろ頸管妊娠にしろ母体救命のためには将来の妊孕性を犠性にしても患部を切除せざるをえないことがある。しかし診断技術の進歩により早期発見が可能となれば"細胞手術"ともいうべき抗癌剤によって非観血的に罹患部を温存治療することも可能となってきた。またマイクロ手術の進歩が卵管妊娠に対しても応用され,卵管温存による将来の妊娠の機会が期待できるようになってきた。
それにしてももっとも重要なことは外妊患者の一般状態が時間のかかる保存的手術に耐えうるかどうかということである。一般状態が悪いときは保存手術に固執することなく臨機応変の手術がなされるべきである。
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