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思い出の写真
感慨無量の一瞬—交換輸血本邦第1号の思い出
著者: 関闡1
所属機関: 1元東京都立大久保病院
ページ範囲:P.42 - P.43
文献購入ページに移動 この写真は,交換輸血の途中で新生児の状態悪化のため続行を断念して感慨無量の自分の姿で,時は昭和27年2月27日午前11時半頃,所は秋田赤十字病院の臨時分娩室の片隅です。アルバムの注には"人事を尽して天命を待つ"とあるのですが,これがRh式血液型不適合による新生児溶血性赤芽球症に対する交換輸血の本邦における成功第1号となったのでした。
昭和26年10月5日外来診療中天野尹院長(外科)から,Rh (—)の妊婦が来て検査の結果,間違いないから,そちらへ回すとの院内電話で初診。妊娠20週と5日で異常なし。その症例報告は日産婦誌5巻2号231頁を読んでいただくとして,ここでは,それに書いてない外史とでもいうほうの二,三について述べさせていただきます。
昭和26年10月5日外来診療中天野尹院長(外科)から,Rh (—)の妊婦が来て検査の結果,間違いないから,そちらへ回すとの院内電話で初診。妊娠20週と5日で異常なし。その症例報告は日産婦誌5巻2号231頁を読んでいただくとして,ここでは,それに書いてない外史とでもいうほうの二,三について述べさせていただきます。
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