文献詳細
症例
文献概要
卵管癌はまれな疾患であり,今回,我々は,術前に診断に苦慮した症例を経験したので報告する。
症例は77歳,腟出血にて来院,異常所見は,子宮体部細胞診クラスⅢa,組織診は異型上皮,CTでは子宮外に腫瘤を認めるも,悪性の確信がないため経過観察とする。
1年後,腟出血のため来院,細胞診クラスⅤ,組織診で悪性の所見がでたため子宮および両側付属器切除を施行した。術後診断は卵巣癌であった。
卵巣癌の術前診断は非常に困難であり,我々の症例も同様であった.悪性腫瘍との診断が確定したのは,卵巣癌から流出した悪性細胞を発見できたからであり,それ以外のCTなどでは異常所見はあったが確診にはいたらなかった。
現在,患者はウイルヒョウの転移に対し放射線療法を施行し外来経過観察中である。
症例は77歳,腟出血にて来院,異常所見は,子宮体部細胞診クラスⅢa,組織診は異型上皮,CTでは子宮外に腫瘤を認めるも,悪性の確信がないため経過観察とする。
1年後,腟出血のため来院,細胞診クラスⅤ,組織診で悪性の所見がでたため子宮および両側付属器切除を施行した。術後診断は卵巣癌であった。
卵巣癌の術前診断は非常に困難であり,我々の症例も同様であった.悪性腫瘍との診断が確定したのは,卵巣癌から流出した悪性細胞を発見できたからであり,それ以外のCTなどでは異常所見はあったが確診にはいたらなかった。
現在,患者はウイルヒョウの転移に対し放射線療法を施行し外来経過観察中である。
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