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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科41巻11号

1987年11月発行

文献概要

境界領域の再評価とその展開 特集 産婦人科と皮膚 Overview

女性に多い皮膚疾患

著者: 北村啓次郎1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター皮膚科

ページ範囲:P.707 - P.712

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 女性に好発する,または女性において特に問題になる皮膚疾患といえば,外陰・乳房の皮膚疾患が直ぐに思い出されるし,妊娠・分娩などに伴って現われる特殊なものもある。しかるに,女性にみられる皮膚疾患を如何に分類・整理していくかについては,未だ定まった見解はなく,教本でもこの項目で述べられているものは見当たらない。
 安田ら1)は,女性の皮膚疾患を,(1)女性に好発する皮膚疾患:エリテマトーデス,多形滲出性紅斑,結節性紅斑など,(2)性周期,妊娠・分娩,更年期など女性特有の生命現象に関連して発生してくる皮膚病変,(3)卵巣・子宮などの女性性器の異常に伴って発生してくる皮膚病変:卵巣機能不全に伴う多毛症・Stein-Löwenthal症候群など,(4)女性特有の外陰部にみられる皮膚・粘膜病変:陰部単純ヘルペス,腟カンジダ症など,に分けて考えている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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