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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科41巻11号

1987年11月発行

境界領域の再評価とその展開 特集

産婦人科と皮膚

腟外陰真菌症治療の進歩

著者: 青河寛次12

所属機関: 1岩国病院 2近畿母子感染症センター

ページ範囲:P.717 - P.727

文献概要

 1977年,Masterton,G. & Napier,J.R.らが"Three—days clotrimazole treatment in candidal vulvo-vagi—nitis"を公表して,腟外陰真菌症の治療に大きな話題を集めてから,10年を経過した。彼らの発表以後,この療法が,治療途中の脱落例防止,ひいては良好な予後を期待できる,との見通しから,数多くのsupport opinion&dataが追試報告された。しかし,この考え方は,いつとなく支持を失い,今日では色褪せた感がある。
 腟外陰真菌症治療の最近の進歩を語るには,この事実の反省から出発する必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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