icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科41巻11号

1987年11月発行

境界領域の再評価とその展開 特集

産婦人科と皮膚

STD (性行為感染症)と皮膚

著者: 深井和吉1 津上久弥2

所属機関: 1大阪市立大学医学部皮膚科学教室 2大阪府立万代診療所

ページ範囲:P.729 - P.733

文献概要

 従来,梅毒,軟性下疳,鼠径リンパ肉芽腫症,淋疾の4疾患が,性病として取り扱われていたが,最近ではさらに,性行為によって感染しうる疾患を広くSexuallytransmitted diseases (STD)として,まとめて考える傾向にある。性行為感染症と沢されている。
 この背景には,性の自由化に伴って性行為そのものが多様化し,性行為によって感染したと考えられる疾患が急増してきたという現状がある。ピルやIUDの使用はSTDを激増させ,ホモによる無差別な性行為はAIDSという新しいSTDを蔓延させ,新たな社会問題となっている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら