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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科41巻11号

1987年11月発行

境界領域の再評価とその展開 特集

産婦人科と皮膚

女性の発汗異常症

著者: 小嶋益子1

所属機関: 1大阪府立羽曳野病院皮膚科

ページ範囲:P.753 - P.755

文献概要

 汗腺には2種類あり,一つはエクリン汗腺,もう一つはアポクリン汗腺である。エクリン汗腺は全身の皮膚に分布し,汗を分泌する。エクリン汗腺の分布は部位によって異なり,掌蹠にもっとも多い。アポクリン汁腺は哺乳類の芳香腺の退化したもので,腋窩,乳房,乳暈,外陰,肛囲に存在する。思春期になって急激に発達し分泌機能をもつようになる。本稿ではエクリン汗腺の発汗異常を述べる。しかしながら女性に特有の発汗異常というものはそれほどあるわけではないので,女性に多い病気に付随した発汁異常もとり上げてみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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