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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科41巻12号

1987年12月発行

文献概要

図解 初心者のための手術理論 再建手術

卵管形成術

著者: 藤井明和1 淡路英雄1 小林善宗1 本田育子1 井上正人1

所属機関: 1東海大産婦人科

ページ範囲:P.839 - P.843

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 卵管性不妊の治療は1978年Steptoe and Edwardによる体外受精—胚移植(IVF-ET)の成功1)とその後の臨床応用以来,従来の手術療法に加え新たな段階に入った。しかし体外受精—胚移植の妊娠率は10〜20%と低く,また社会的,経済的諸問題などがあり,手術療法である卵管形成術が現在もなお治療の主体であることは事実である。
 卵管形成術は1969年Swolinがマイクロサージェリーを導入して以来2),それまでのマクロサージェリーによる卵管形成術に取ってかわり著明な妊娠率の改善を見たこと,またその後Gomel, Winstonら3,4)による再疎通術の驚異的な妊娠率の報告などが続き,microsurgicalなアプローチは卵管形成術にとり必要不可欠のものとなった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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