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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科41巻2号

1987年02月発行

文献概要

境界領域の再評価とその展開 特集 乳房と乳腺

薬剤の内服と乳汁漏出症

著者: 青野敏博1 林田美代子1 小泉清1 福井英人1 山口正明1

所属機関: 1大阪大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.71 - P.74

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 消化性潰瘍の治療を受けたり,向精神薬を投与された婦人において,しばしば乳汁漏出が認められ,同時に月経異常を伴うことが多いので,患者は驚いて産婦人科を受診する1)。これは服用した薬剤が副次的に視床下部—下垂体系に作用してprolactin (PRL)の分泌を促進するためで,殆んどの例は薬剤を中止すると症状が軽快する。本稿においては薬剤の服用による乳汁漏出症の,原因薬剤とその作用部位,診断および治療法について概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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