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タバコを吸う喫煙の習慣は今日では全世界に及んでいるが,中でも最近20年ぐらいの間にわが国でも婦人の喫煙者がふえて来ており,肺がんの発生との因果関係だけでなく,胎児や幼小児の発育の上でも問題があるとされ,大きな社会問題となって来ている。
estrogen依存性の癌として知られている子宮内膜がんは,非喫煙者よりも喫煙者にむしろ少ないことがLeskoら1)に指摘されて来ている。また,妊娠中では喫煙者の方が非喫煙者よりもestrogenレベルが低いことが報告されている2)。さらに喫煙者には閉経が早く来るとか3),更年期以後の骨粗しょう症に罹患する危険が高率である4)なども明らかにされている。
estrogen依存性の癌として知られている子宮内膜がんは,非喫煙者よりも喫煙者にむしろ少ないことがLeskoら1)に指摘されて来ている。また,妊娠中では喫煙者の方が非喫煙者よりもestrogenレベルが低いことが報告されている2)。さらに喫煙者には閉経が早く来るとか3),更年期以後の骨粗しょう症に罹患する危険が高率である4)なども明らかにされている。
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