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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科41巻2号

1987年02月発行

境界領域の再評価とその展開 特集

乳房と乳腺

乳房の形成手術

著者: 坂東正士1

所属機関: 1東京都立駒込病院形成外科

ページ範囲:P.107 - P.110

文献概要

 乳房は女性であることの象徴のひとつであり,胸部両側にバランスよく存在することは肉体的のみならず精神的に意義が大きい。しかしまた乳腺は奇形・炎症による変形や良性・悪性の腫瘍切除による変形が起こりやすい器官でもある。
 筆者は約12年前から乳房の変形症例に対して形成手術(再建手術)を行っているが,最近のこの分野における技術の革新はめざましく,成績も向上し,ようやくどのような変形に対しても対処しうる状態になり,患者さんにかなりの程度満足してもらえるようになったと考えている。ここに変形とそれに対する再建手術の一般を紹介し,併せて乳癌手術後の乳房再建について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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