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原著
新しく開発されたHysterofiberscope (HYS-F)の婦人科疾患への応用
著者: 舟本寛1 舘野政也1
所属機関: 1富山県立中央病院産婦人科
ページ範囲:P.124 - P.128
文献購入ページに移動 子宮鏡検査は子宮内病変が疑われる場合にはroutineに行うべき検査である。しかし従来からの子宮鏡は外径7mmの外管をもつ硬性鏡で,検査の際,頸管拡張術などの前処置が必要であり,患者の苦痛も伴うことから,外来で簡単におこなえるものではなかった。このほど新しく開発されたHysterofiberscopeは次の点で臨床上利用価値がある。1)外来で簡単にroutine検査としておこなえる。2)麻酔,頸管拡張を必要とせず,患者への苦痛が少ない。3)大出血,頸管裂傷,穿孔などの合併症の心配はない。4)卵管口も簡単に直視でき,観察範囲が広い。5)頸管内病変の有無も把握できる。6)検者側も楽な姿勢で観察できる。
このような点よりHysterofiberscopeは臨床上診断面において非常に有用な手段と考えられる。
このような点よりHysterofiberscopeは臨床上診断面において非常に有用な手段と考えられる。
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