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境界領域の再評価とその展開 特集
新生児異常をめぐって
文献概要
先天性心奇形のほとんどは,胎児期には循環の破綻をきたすことなく経過するにもかかわらず,胎児循環から新生児循環に移行する過程で初めて疾患としての本態を発揮するという皮肉な宿命を持っている。このような疾患の胎児期診断に携わる我々産科医にとって,心奇形の解剖学的理解はもちろん,内科的・外科的治療の現状に対する理解と胎児における循環動態の理解は不可欠である。これらの理解なしに,先天性心奇形を胎内で診断する意義を突き詰めることはできない。
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