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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科41巻4号

1987年04月発行

境界領域の再評価とその展開 特集

老年婦人科学

加齢と間脳—下垂体—卵巣系機能

著者: 一戸喜兵衛1 田中俊誠1

所属機関: 1北海道大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.215 - P.226

文献概要

 成熟期における女性性機能の活動は,間脳—下垂体と卵巣が相互複雑に連動して月経周期をつくり,これを保持している。ここでは,月経の閉止というきわめて明確な形で表現される性機能の老化現象は,上位の性中枢の老化に始まり,二次的にこの影響が卵巣に波及するためにおこるのか,あるいは卵巣自体の加齢が独自にその機能を閉じることによるものか,興味をもち続けてきたので,そのみちみちで知った閉経婦人の内分泌学的特徴および卵巣機能の老化について総説したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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