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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科41巻4号

1987年04月発行

講座 実地医家のための不妊症治療講座・4

男性不妊

著者: 奥山明彦1 中村正広1 並木幹夫1 竹山政美2 藤岡秀樹2 園田孝夫1

所属機関: 1大阪大学医学部泌尿器科学教室 2健康保険組合連合会大阪中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.266 - P.271

文献概要

 男性不妊症とは精巣と精巣上体における精子形成と運動性の賦与,精巣上体や精管などの精子輸送,前立腺精嚢における精漿の分泌貯溜のいずれかの機能低下によって精液所見に質的量的異常を認め妊孕性の低下した状態であり,更にこれに勃起挿入射精などの性交機能障害が加えられる。臨床的に大部分の症例は精子形成障害が原因であり,その機序は多種多様であるが過半数が特発性精子形成不全症(特発性男性不妊症)と呼ばれる発症機序のはっきりしない進行性の病態を呈するものであり,かならずしも満足すべき治療成果が得られていないのが現状である。精子形成の病態生理,検査方法の手順と適応,治療の実際とその成績を述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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