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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科41巻5号

1987年05月発行

境界領域の再評価とその展開 特集

産婦人科心身症 女性にみられる問題行動

特にいじめと登校拒否など—精神科医の立場から

著者: 三原龍介1

所属機関: 1東京都立松沢病院

ページ範囲:P.307 - P.310

文献概要

 人間は,成長とともに身体面に変化を来し,それに伴って精神面でも変化を来す。この傾向は女性の方がより激しく,著しい。特に女性にとって思春期の発来は衝撃的で,深刻な事態である。思春期は医学的には第二次性徴の発現から身体の発育の停止までといわれているが,その発現は一般に男性より女性の方が1年か2年早いとされている。おおよそ,小学校高学年から高校生に当たる。この時期に女性は心身ともに不安定な状態になり,いろいろな問題行動を呈することが多い。たとえば,登校拒否,家庭内暴力,非行,いじめ,自殺,やせ症などであるが,ここでは特に登校拒否といじめを中心に取りあげ,その女性の特徴を述べたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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