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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科41巻7号

1987年07月発行

境界領域の再評価とその展開 特集

脳・内分泌腺の手術と産婦人科

甲状腺手術後の性機能と妊娠

著者: 水野正彦1

所属機関: 1東京大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.453 - P.455

文献概要

 甲状腺は,女性の性機能と密接な関係にあり,機能亢進症でも低下症でも性機能には重大な影響が生じる。多くの例で排卵が抑制され,月経不順となり,妊孕性も著しく低下する。
 しかし,何と言っても,産婦人科臨床で重要なのは,機能低下症よりも亢進症である。それは,甲状腺機能亢進症の好発年齢が,20歳台,30歳台のいわゆる生殖年代に一致しており,妊娠・分娩を中心とした生殖現象との相互関係が深いからである(図1)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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