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図解 初心者のための手術理論 機能保存手術
頸管妊娠
著者: 藤本征一郎1 大久保仁1 相原稔彦1 西谷雅史1
所属機関: 1北海道大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.474 - P.479
文献購入ページに移動頸管妊娠とは受精卵が直接子宮頸管粘膜に着床した状態をいう。本邦でも1953年九嶋が最初に報告して以来,多くの症例報告がみられ,その頻度は全妊娠数に対して1/2,500〜1/16,000といわれている。また子宮外妊娠数に対する発生頻度は1/30〜1/50とも報告されている。
近年,わが国においては免疫学的妊娠反応,超音波断層法が普及し,また妊娠初期の受診が一般化し,初期よりの受診率の上昇が見られているので本症の早期発見例は今後増加するものと考えられる。
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