icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科41巻8号

1987年08月発行

境界領域の再評価とその展開 特集

産婦人科と腎

婦人科悪性腫瘍の予後と腎機能

著者: 荷見勝彦1

所属機関: 1癌研究会附属病院婦人科

ページ範囲:P.531 - P.533

文献概要

 女性性器癌では,癌が進展するにしたがい,子宮旁組織の浸潤やリンパ節転移による尿管の圧迫がおこり,その結果上部尿路系の経過障害,ひいては腎機能障害をきたすことが多い。そのためIntravenous Pyelography(IVP)やRenogramで分腎機能を検査することは,癌の拡がりや予後を知る上で重要である。
 また,治療,特に化学療法の副障害として腎機能障害をきたし,そのため以後の治療が制約される場合もある。さらに癌治療後のfollow-up中に,IVPやRenogramで上部尿路系の通過障害が発見されれば再発のことが多く,したがって予後不良となる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら