文献詳細
症例
シスプラチナムを用いた多剤併用療法(CAPF療法)が著効を示したmixed müllerian tumorの1例
著者: 藤澤知1 小石多紀子1 平出薫1 神谷行雄1 鈴森謙次2 梅林康久2 滝野寿3 中村隆昭4
所属機関: 1豊川市民病院産婦人科 2名古屋市立大学医学部産科婦人科学教室 3豊川市民病院臨床検査科 4名古屋市立大学中央臨床検査部
ページ範囲:P.613 - P.616
文献概要
今回われわれは,子宮体部筋層内に強い浸潤および増殖が認められたmixed mülleriantumorの1例を得たが,手術後,シスプラチナムを含む多剤併用療法を施行,術後17ヵ月を経過しても再発徴候を認めない症例を経験したので,若干の文献的検索を加えて報告する。
掲載誌情報