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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科41巻9号

1987年09月発行

症例

シスプラチナムを用いた多剤併用療法(CAPF療法)が著効を示したmixed müllerian tumorの1例

著者: 藤澤知1 小石多紀子1 平出薫1 神谷行雄1 鈴森謙次2 梅林康久2 滝野寿3 中村隆昭4

所属機関: 1豊川市民病院産婦人科 2名古屋市立大学医学部産科婦人科学教室 3豊川市民病院臨床検査科 4名古屋市立大学中央臨床検査部

ページ範囲:P.613 - P.616

文献概要

 子宮を原発とする悪性腫瘍のうちで,mixed müllerian tumorは上皮性腫瘍成分と間葉性腫瘍成分とを含んだ腫瘍として知られている。また,その発生頻度は稀であるが,予後は極めて不良であるとされている。
 今回われわれは,子宮体部筋層内に強い浸潤および増殖が認められたmixed mülleriantumorの1例を得たが,手術後,シスプラチナムを含む多剤併用療法を施行,術後17ヵ月を経過しても再発徴候を認めない症例を経験したので,若干の文献的検索を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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