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特集 腫瘍マーカー
婦人科臨床における腫瘍マーカーの問題点
著者: 根岸能之1
所属機関: 1東京医科大学産科婦人科教室
ページ範囲:P.19 - P.25
文献購入ページに移動 婦人科領域における腫瘍の診断並びにその予後を正確に判定する目的で種々の方法が行われており,現在までにかなりの良い成績が得られている。しかしながら,その診断が術前に正確にアプローチしにくい臓器の腫瘍,例えば卵巣腫瘍のような症例においては,その腫瘍の特徴を十分に把握することが不可欠である。そのひとつの方法として,血中の物質を測定し,腫瘍のスクリーニングとその治療効果をモニターする腫瘍マーカーが用いられている。
ここでは,とくに卵巣癌,子宮頸癌,子宮内膜癌に焦点を絞り,腫瘍マーカーの臨床応用について述べるとともに,そのいくつかの問題点を提起したい。
ここでは,とくに卵巣癌,子宮頸癌,子宮内膜癌に焦点を絞り,腫瘍マーカーの臨床応用について述べるとともに,そのいくつかの問題点を提起したい。
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