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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科42巻10号

1988年10月発行

生涯研修セミナー 糖尿病合併妊娠

新生児(IDM)の管理

著者: 仁志田博司1

所属機関: 1東京女子医科大学母子総合医療センター

ページ範囲:P.951 - P.956

文献概要

 糖尿病母体から生まれる新生児(Infant of diabetic mother,IDM)は,特異な母体環境による影響を受け,既に子宮内において胎児死亡,胎内発育不全,巨大児,奇型などの異常を呈するのみならず,出生後も高インスリン血症に伴う低血糖症など,種々の異常を合併する頻度の高いハイリスク児である。IDMにみられる異常の発生頻度も重症度も,母体の妊娠中の血糖コントロールに大きく左右されるものであり,IDMの管理は母体胎児管理を切り離して論ずることはできないが,すでに他項でその詳細が述べられているところから,本項では出生時の新生児におこる問題とその管理についてのみ解説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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