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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科42巻11号

1988年11月発行

文献概要

特集 最新の避妊法

低用量,段階型ピル

著者: 青野敏博1 苛原稔1 東敬次郎1

所属機関: 1徳島大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.985 - P.989

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 ピルの歴史を振りかえると,ピルが健康な婦人を対象とし,長期間投与されることから,いかに効果を保ちながら副作用を減らすことができるかの努力のあとがうかがえる。その目的を達成するため,新しい性ステロイドホルモンの開発,投与量の減少,配合比率の異なったホルモン剤の2〜3相性の投与などの工夫がなされている。
 わが国ではピルは長い間承認されていなかったが,昭和60年に「厚生省経口避妊薬の医学的評価に関する研究班」が組織され,その研究成果がガイドラインとして公表された。これを受けて本邦におけるピルの臨床試験が一斉にスタートし,数種の低用量ピルの治験が進行している状況である1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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