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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科42巻12号

1988年12月発行

特集 生殖免疫

免疫学的にみた妊婦感染の特徴

著者: 一條元彦1 斎藤滋1 斎藤真実1 辻祥雅1

所属機関: 1奈良県立医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.1109 - P.1112

文献概要

 妊娠中,母体は胎児という同種移植片を寛容しており,一般には細胞性免疫が低下していると考えられている。事実,妊娠時にはウイルス感染症が重症化しやすいという報告もある1)。妊娠中の母体の感染症では常に胎児への影響を考えなくてはならない。直後,胎児の感染の原因となる場合もあるが,あるいは母体の全身状態の悪化が胎児死亡,流産の引きがねとなることもある。ここでは妊娠時における免疫系の特徴について述べ,妊婦感染について考察を加える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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