icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科42巻12号

1988年12月発行

文献概要

生涯研修セミナー 絨毛性疾患

胞状奇胎の管理

著者: 竹内正七1 金沢浩二1 鈴木孝明1 八幡剛喜1

所属機関: 1新潟大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.1137 - P.1141

文献購入ページに移動
 正常妊娠の絨毛細胞は妊娠終了後に体外に排出されるが,胞状奇胎の絨毛細胞は体内に遺残しやすい。絨毛細胞が長期にわたって遺残すると癌化の機会を増すことになる。そこで奇胎の適正な管理により続発絨毛癌の発生率を低下させることが必要である。奇胎の管理は一次管理と二次管理に分けて考えられている。一次管理とは奇胎組織の体内からの完全消失までをいい,二次管理とは続発してくる絨毛癌の早期発見・早期診断を目的とするものである。以下,その実際について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?