文献詳細
文献概要
生涯研修セミナー 絨毛性疾患
絨毛癌の治療
著者: 松井英雄1 小林治1 高見沢裕吉1
所属機関: 1千葉大学医学部産科婦人科教室
ページ範囲:P.1142 - P.1145
文献購入ページに移動その後MrX (methotrexate),Act-D (actinomycin-D)などの有効な抗癌剤の導入,奇胎登録管理制度の充実による絨毛癌の早期発見・早期治療,hCG (human chorionic gonadotropin)測定法の進歩などにより絨毛性疾患の寛解率は年々向上し,70〜80%の完全寛解も報告されている。しかし再発症例,薬剤抵抗性症例の予後は十分ではなく,これら難治性絨毛癌に対する治療法の確立が望まれている。
掲載誌情報