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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科42巻12号

1988年12月発行

生涯研修セミナー 絨毛性疾患

トピックス

Placental site trophoblastic tumor

著者: 小幡憲郎1

所属機関: 1県立がんセンター新潟病院産科婦人科

ページ範囲:P.1149 - P.1152

文献概要

 本症は1976年Kurmanによって絨毛性偽腫瘍trophoblastic pseudotumorと呼称されて以来注目されるようになった。この呼称は本疾患が極めて良性の経過をたどること,また,その本態は合胞細胞性子宮内膜炎でみられる絨毛細胞が異常増殖したもので合胞性子宮内膜炎または合胞性子宮筋層炎の特殊型で真の腫瘍とは考え難いところから由来する。しかしその後,本症の中に悪性の経過をとるものがあるなどの理由から腫瘍であるとする考え方が一般的となり,胎盤付着部絨毛性腫瘍placental site trophoblastic tumorと呼ばれるようになった。以下,その診断と治療について概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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