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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科42巻2号

1988年02月発行

生涯研修セミナー 前期破水

診断

著者: 古橋信晃1 辻永真志1

所属機関: 1東北大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.168 - P.170

文献概要

 前期破水診断の意義:近年の周産期医療の進歩によって,周産期死亡率が改善されてきたとはいえ,未熟児出産が予防できればさらに改善されることは明白である。未熟児出産の主たる原因に前期破水(PROM)があるが,特に問題となるのは妊娠24週以後,妊娠34週位までのpreterm PROMである。PROMの管理は,児の未熟性と感染というリスク因子がからみあっており,今日の産科臨床の大きな問題の一つである。Preterm PROMの管理方法は,その施設によって異なっていると思われるが,図1には当科におけるpreterm PROMの管理法を示した。これらのことより,PROMの診断は,感染への対策と未熟産防止のために非常に重要であることは明らかである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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