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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科42巻3号

1988年03月発行

特集 ホルモン療法の進歩—ホルモンレセプターと関連して

LHRH agonistによる子宮内膜症の治療

著者: 水口弘司1

所属機関: 1横浜市立大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.221 - P.227

文献概要

 子宮内膜症における異所性子宮内膜の増殖は卵巣ホルモン依存性である。強力なゴナドトロピン放出作用のあるLHRH agonistには,これを長期間投与すると逆にdown regulationにより下垂体ゴナドトロピン分泌を抑制し,二次的に性腺も抑制さにれることが明らかとなり,これを利用して子宮内膜症のような性ホルモン依存性疾患の治療が試みられている。本邦ではLHRH agonistの一種であるブセレリンがすでに子宮内膜症の治療に応用され,極めて有用であることが明らかとなったので,この成績を中心として述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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