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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科42巻4号

1988年04月発行

生涯研修セミナー 卵巣癌

画像診断

著者: 竹内久彌1

所属機関: 1順天堂大学医学部付属順天堂浦安病院産婦人科

ページ範囲:P.358 - P.363

文献概要

 画像診断法の発達により,卵巣癌の診断にもその新しい成果が取り入れられつつある。現状からみて,卵巣腫瘤の術前診断法としては,超音波断層法が最も適しており,経験を積んだ検者が行えば非常に良い成績が期待できる。転移や再発の診断については,X線CTの能力を期待できるところがある。シンチグラフィーやMRIはなお今後の検討が期待される方法といえよう。
 早期診断にはなお多くの困難が予想されるが,画像診断技術からは超音波断層法による閉経婦人のスクリーニングが期待され,またラジオアイソトープによるスクリーニングも将来性が期待できる方法と思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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