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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科42巻4号

1988年04月発行

文献概要

生涯研修セミナー 卵巣癌

手術療法

著者: 竹内正七1 金沢浩二1

所属機関: 1新潟大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.371 - P.374

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 卵巣は腹腔内にあり,かつ生命維持に直接関係していない臓器であることから,そこに発生した癌の臨床症候は乏しく(silent disease),卵巣癌をその早期に発見診断することはなお困難である。症例の多くは既に局所をこえた病態,すなわち,癌細胞が腹腔内に散布ないし播種された状態,さらに所属リンパ節への転移をきたした状態で発見される。またその組織型がきわめて多彩であり,それぞれにその細胞生物学的性状が異なり,各種の治療に対する反応性も異なっている。
 本稿では,このような卵巣癌の臨床的取扱いにおいて,手術療法がどのような役割を担い,実際にどのように施行されているかについて概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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