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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科42巻5号

1988年05月発行

生涯研修セミナー IUGR

産科管理

著者: 神保利春1

所属機関: 1香川医科大学母子科学

ページ範囲:P.454 - P.458

文献概要

 胎児は,両親より受け継いだ遺伝子の制御により,受精卵から発生・分化を遂げる。細胞レベルでの増殖・分化に始まり,器官形成,臓器発育の段階を経て,妊娠24週ごろより機能的成熟へと移行する。胎児の体重の増加は妊娠28週ごろより加速され,36週以後ゆるやかになる。
 IUGR (intrauterine growth retardation)とは,種々の原因により,妊娠期間(在胎週数ともいう)に比し胎児の発育が遅延している状態をいう。胎児の発育とは,この場合,胎児の体重をさす。機能的な発達の遅れについてはIUGRの語を用いない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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