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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科42巻6号

1988年06月発行

文献概要

特集 Endoscopic Surgery

腹腔鏡下手術法とその問題点

著者: 岩田嘉行1 林保良1 宮本尚彦1 関賢一1 林茂1

所属機関: 1川崎市立川崎病院産婦人科

ページ範囲:P.527 - P.532

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 腹腔鏡の歴史をたどると産婦人科領域のみならず他科においても検査法の一つとして開発され,今日でも特異でかつ貴重な診断法であることに変わりはない。しかし,エレクトロニクスやRI,モノクローナル抗体など最近の診断技術の進歩は腹腔鏡の診断手段としての利用頻度を相対的に低下させ,手術手段としての腹腔鏡が注目されるようになってきた。事実,産婦人科領域での腹腔鏡は不妊手術法の確立と体外受精の成功という2つの手術的成果を契機として発展しており,最近では多種類の手術が行われている。
 しかし,腹腔鏡下の手術には利点ばかりでなく問題点の存在することも事実である。本稿では現在行われている各種の腹腔鏡下手術を自験例を含め紹介し,その問題点に考察を加え,対応策としての電子腹腔鏡にもふれる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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